BPプロジェクト いじめ防止支援シンポジウムを開催しました。
鳴門教育大学は,平成28年2月21日(日)に,東京駅前のステーションコンファレンス東京において,いじめ問題に関して特色ある取組を行っている3大学(宮城教育大学,上越教育大学,福岡教育大学)と連携して,いじめ防止支援のためのシンポジウムを開催しました。
これは,鳴門教育大学と連携3大学が,協働参加型プロジェクトとして平成27年4月に立ち上げた「BPプロジェクト(いじめ防止支援プロジェクト)」の平成27年度取組成果報告の場として開催したもので,全国から教育委員会関係者,教員,学生,一般の方など,いじめ問題に関心を持つ約150人の方に御参加いただきました。
シンポジウムでは,来賓として義家弘介文部科学副大臣による挨拶などの後,坪田知広文部科学省初等中等教育局児童生徒課長,森田洋司鳴門教育大学特任教授(日本生徒指導学会会長),阪根健二鳴門教育大学大学院教授の3人による講演,「ネットいじめと教師の対応」をテーマにした各連携大学代表者と国立教育政策研究所(協力機関)の滝充総括研究官によるディスカッションなどを行いました。
講演,ディスカッションでは,「いじめ認知力の向上がいじめ防止につながる」「ネットは匿名ではなく,書き込みは証拠になると指導することがネットいじめの抑止力になる」などの意見が語られ,いじめ防止を訴える熱意ある言葉に,客席ではうなずきながらメモを取る参加者の姿が多く見られました。
鳴門教育大学では,次年度以降も,本プロジェクトによるいじめ問題の防止に向けた積極的な取り組みと,その成果の発信に取り組んで参ります。
BPプロジェクトは,専用ウェブページを設け,情報発信しています。こちらも併せてご覧ください。
●BPプロジェクトウェブページ:http://www.naruto-u.ac.jp/research/bpproject/
連携大学を代表して開会挨拶を行う田中学長 |
子供達のための環境作りの重要性を訴える 義家文部科学副大臣 |
山下理事・副学長(いじめ防止支援機構長)による BPプロジェクト事業紹介 |
いじめ認知の重要性を強調する 坪田文部科学省児童生徒課長による講演 |
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いじめは見ようとしなければ見えないと指摘する 森田特任教授の基調講演 |
ネットいじめやスマホ問題に関する講演を行う阪根教授 |
「ネットいじめと教師の対応」をテーマにした 各機関代表者によるディスカッション |
ディスカッションを受けての会場からの質疑 |