平成25年3月 修了生・卒業生

田村 幸一さん 就職活動体験記

  大学院
教科・領域教育専攻 社会系コース
田村 幸一さん(平成25年3月修了)

(愛媛県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

夢の実現へ-毎日が自分との戦い-

 

【合格発表日の感動 -教員採用試験を終えて-】

  10月3日,合格者一覧に自分の受験番号があった瞬間の感動,歓喜,感謝…何ものにも代えることのできない思いがこみ上げてきました。今まで一緒に勉強してきた仲間,そして支えて頂いた就職支援室の先生方,職員さんに感謝の思いでいっぱいです。ここでは,私の教員採用試験対策と体験談をお話しします。来年,教員採用試験に挑戦する方々の参考になれば幸いです。

 

【一次試験対策-受験する自治体の傾向分析と自分にあった勉強法の確立-】

  1つ目は,受験する自治体の傾向分析です。過去問(教養・専門)を5年分解いて,自治体の傾向を徹底的に分析しました。これが,効率よく勉強を進めていく必勝法です。自分が受ける自治体の傾向性と自分の得意・不得意を早い時期から見つけてください。2つ目は,自分にあった勉強法と生活リズムの確立です。1次筆記試験は午前中からあるので朝方の勉強をお勧めします。しかし,1日の中で自分が集中できる時間が必ずあるので,その時間を大切にしてください。「質の伴った勉強量×毎日の継続」。これが一番大切だと実感しています。就職支援室の問題集,過去問を大いに活用してどんどん問題をこなしてください。

 

【二次試験対策-仲間と場数をこなせ!-】

  集団討論・面接,模擬授業,場面指導,個人面接等の2次試験対策は,仲間との勉強会でどんどん場数をこなして力をつけました。私は,昨年(2011年)の12月から勉強会に加わり,週1回の勉強会に顔を出して,集団討論から始めました。今年(2012年)の4月からは,週2回の勉強会で,2次試験前の8月は,ほぼ毎日仲間と練習しました。勉強会のノートを振り返ると,集団討論は40回以上していました。そのノートを見るだけで自信に繋がり,また実質的な力もつきます。鳴教の一番の強みは,学部・大学院生関係なく団結して勉強会ができるということです。初めは勇気がいるかもしれませんが,どんどん仲間の輪に入って,勉強会の中で自分を磨いていってください。

 

【これから教員採用試験に挑戦する皆さんへ-努力は必ず報われる-】

 私は,奮起する時期が周りの友人より遅く,4月1日から焦りとプレッシャーの中で筆記試験対策を始めました。奮起できるなら,早く取りかかった方が絶対にいいです。毎日が自分自身との闘いでした。しかし,「絶対に教員になるんだ!」という強い気持ちをもって勉強しました。努力は必ず報われます。自分がやった分だけ力がつきます。来年の教員採用試験前に「私はやり切った!」と思えるくらい,勇気と忍耐と努力で自分の夢を勝ち取ってください。みなさんのご健闘を心からお祈りしています。

 

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齋藤 友紀子さん 就職活動体験記

大学院
高度学校教育実践専攻 教員養成特別コース
齋藤 友紀子さん(平成25年3月修了)

(徳島県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

教師を目指して

 

 私は教師として成長したいと思い,院で長期の実習に臨みました。自分と向き合うこと,周りと助け合って努力すること,それは教師を目指す大きな力になりました。

 

(1)一次試験

①筆記試験対策

   私は週3~4日は実習に行っていたため,平日は十分に勉強する時間が取れませんでした。本格的に勉強できたのは,実習が休みになった6月から8月の3か月です。そこで,6月までは唯一実習のない水曜と土日を教採の勉強の日と決めていました。オープンセサミシリーズをひたすら解き,ガイダンスでどの程度できるか確認していました。県別の過去問の最初のページに過去5年間の出題傾向が載っているので,そこから指導要領に過去出題されたところをチェックして,まだ出題されていないところを暗記したり,毎年出ている範囲は問題集を変えてよく似た問題を解いたりしました。

  

②集団討論対策

   集団討論の練習はコースの仲間と毎週水曜に行っていました。先生方にご指導頂いたことは欠かさずノートにまとめました。就職支援室主催の練習にも必ず参加しました。県によってテーマの内容も違うので,これまでにどんなテーマが出ているか調べることも大切です。学部生主催の討論練習にも一緒に参加させてもらいました。討論ノートを作って,テーマごとに自分の考えをまとめておいたことで,個人面接でも役立ちました。回数を重ねるごとに自信もついてくるので,たくさん色んな人と練習することをお勧めします。

 

(2)二次試験

①模擬授業・個人面接対策

   模擬授業,個人面接は就職支援室主催の練習やコースの先生方が主催して下さった練習で随分力がつきました。毎日徳島県を受ける仲間と一緒に模擬授業や個人面接の練習を行いました。

  

②論作文・実技試験対策

   論作文は1日1~2本書いてコースの先生に添削してもらっていました。友達と同じテーマで書いて後でお互いに読み合い,いいところをもらったり改善すべき点を教え合ったりしました。実技練習は模擬授業や個人面接の練習の合間に気分転換も兼ねて行っていました。

 

これから教員採用試験を受けられる皆さん,自分の力を信じて仲間と支え合いながら頑張って下さい。自分一人の力では難しいことも周りの支えによって乗り越えられることがたくさんあります。教師を目指す同じ仲間を大切に目標に向かって全力で頑張って下さい。私も心から応援しています。

 

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矢野 由姫さん 就職活動体験記

学部
小学校教育専修 家庭科教育コース
矢野 由姫さん(平成25年3月卒業)

(京都市 教員採用試験(小学校) 合格)

 

恵まれた環境を活かして

 

 「合格できる気が全くしない。」1年前はそう思っていた私でも,自分なりに教採を乗り越えることができました。以下に,私の勉強方法を紹介しますので,少しでも参考にしていただけたら幸いです。

 

【まずは情報収集を】

  私は昨年,部活や科の先輩方が卒業されるまでにたくさん相談をしました。どの先輩も快く相談にのって下さり,不安や迷いが解消できたのでとても良かったです。また,就職支援室で教採の雑誌や「報告書」を読み,受験する自治体の倍率や試験内容,傾向等を調べました。就職支援室の方はとてもよくして下さるので,とにかく訪ねてみることをおすすめします。

 

【筆記試験】

  最初にしたことは,1年分の過去問を解くことでした。そこで危機感がもて,勉強のスタートを切ることができました。次に,セサミノートの小学校全科・一般教養・教職教養を同時進行で年内に終わらせました。このときは一通り目を通すことを目的とし,わからないところはすぐに答えを見て時間のロスがないように進めていきました。年明けから春にかけては主に問題集を,春から夏にかけては主に全国の過去問を,直前は5年分の過去問を何度も解きました。また,ガイダンスには全て参加し,そこでいただいた資料を直前まで繰り返し活用しました。 私は,ノートをまとめて自分だけの参考書をつくるよりも,ひたすら問題を解くことの方が向いていました。また,それまでは夜型でしたが,6月から朝7時から友人と勉強し始め,より集中力がアップしました。早めに取り掛かり,自分に合ったやり方を見つけましょう。

 

【面接・集団討論・模擬授業】

  土曜日のガイダンスや楽輝,京都会,院生会等に参加して場数を踏み,堂々と話せるように練習しました。京都市は個人面接の中で2分間の感動体験を語るので,そちらもしっかりと練習しましょう。

 

【論作文】

  私は,1月から月1回ペースで,直前は毎日書きました。書けたら添削をお願いし,もう一度書き直すことが不可欠です。京都市は40分1200字と,かなり急がないと最後まで書き切れないので,たくさんのテーマにチャレンジしておきましょう。

 

【体育実技】

  実技の配点は少ないので,あまり力を入れなくても大丈夫です。採点のポイントを意識して友人に見てもらいながら練習しましょう。

 

 教採期間中,不安の波とやる気の波が何度も入れ替わってやってきました。最後まで頑張れたのも友人,先生方,親,部活の仲間等たくさんの人の支えがあったからです。恵まれた環境で,鳴教生として教採に臨めたことを幸せに思います。来年,皆さんが良い結果を残せることを心から願っております。  

 

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