オンラインコース PAES669:Integrating Students with Disabilities into School Settings 2/9(火)

オンラインコース PAES669

 いよいよインターネットのオンラインコースPAES669を見せてもらうことになった。実は半年くらい前にキーワードをもらってのぞかせてもらっていたのだが、クイズや成績管理の部分はOSUのアクセスコードがないと入れないので、すべては見ていなかった。本当なら、このページにPAES669のURLをリンクして見られるようにするのがてっとり早いのだが、学生のプライバシーを保護するためにキーワードは公開できないので、ここではプログラムの内容だけを記述することにする。

 このコースは健常児と障害児が混在する統合化されたクラスの中で使える教育方法について解説する授業で、Howell博士が主任教官だが、講座の8人の教官がそれぞれ1週を交替で担当する形になっている。毎週の教材と課題は以下の通り。

 学生は、毎週、学習目標に従って課題になっている教科書や論文を読む。さらに講義の部分を読み、クイズに答える。講義に付属するCD-ROMには、講義で解説される教育方法の実践現場を撮影したビデオなども含まれる。そして討論のテーマにそって、電子討論に参加する。5、7、9週目には“ポートフォリオ”の課題をE-mailで提出する。成績は、クイズの得点、電子討論への参加、そしてポートフォリオの3点から評価される。

クイズの自動生成と採点

 問題をテキストファイルで準備すれば、HTMLファイルに変換してくれ、学生の解答も成績も自動にデータベース化してくるソフトウエアを利用している。このソフトウエアはOSUのUTS(情報処理センター)で開発したものだそうだ。誤答の分析や問題毎の平均点などが簡単にできる便利なソフトである。

 電子掲示板は一般にインターネットで使われてるような掲示板だが、やはりOSUで開発したものだという。なぜシェアウエアを使わないか?と聞いたら、「それが問題だ」と笑われた。あちこちの大学で似たようなソフトウエアを別々に開発して無駄が多いということらしい。

 現在のところ、電子掲示板での討論は主に学生間のやりとりで、教官はあまり参加しないらしい。採点は発言の内容と言うより、発言したかどうかを問う形式的なものだそうだ。

開発に関すること

 このシステムは現職の教員が個人で家庭からアクセスできる環境、つまり電話線でのアナログ(28.8k)接続を前提にした、比較的低速なパソコンを想定しているそうだ。だから音声や動画などの教材もネット上ではなくCD-ROMで提供することにしたらしい。開発にかかわる詳しい話は明日。

問題点

 オンラインコースの問題点についてもいくつか聞くことができた。1つは学生のパソコンに関する知識やスキルに関して。オンラインコースであるのにも関わらず、履修した学生の中にはそれほどパソコンの使い方に長けていないものもいる。だから最初の数週間はこうした学生の支援にかなりの時間が割かれてしまう。

 また、現在、OSUの情報処理センターは利用者がキャパシティーを越えてしまっているらしく、1人1回30分でアクセスを打ち切られてしまうそうだ。このせいで学生からは文句が続出し、ほとんどの学生はOSUのアカウントではなく、それぞれがどこか他のプロバイダーのアカウントを使うようになったとのことである。

 このコースについては明日以降もまたインタビューを続けることになっている。