もう一つ別のオンラインコース EDT&L881:Multicultural Education について、担当教官のMerryfield博士にお話をうかがった。この授業は特殊教育ではなく、外国語や社会の教員免許コースの必修科目であり、文化の多様性(diversity)と平等(equity)を推進するための教育を考えることが目的の授業である。
Merryfield博士はコンピュータについての知識はほとんどないらしく、そのためこのコースの準備には「優秀な」GA(graduate assistant)4人を要したという。さらにコースの大半は、異文化間の電子討論に費やされるため、10人の“resource people”(現職教師や大学教官)と10人の“cultural consultants”(いろいろな文化に属する人たち)も用意した。昨年の夏のクオーターでは、この総勢25人のスタッフに対して30人の学生が、オハイオ州以外からも数多く参加した。学生は全員現職教員であった。例外的に(ほんとうは1クオーターは10週間だが)5週間で授業を行った。
毎週の教材と課題は以下の通り。
Merryfield博士は「問題点」としてはあげていなかったが、気になったことがある。オンキャンパスでの授業に比べて、はるかにたくさんの質問が学生からあげられるということだ。そして質問にはできるだけ素早く、確実に答えて欲しいという要望や期待も、オンラインの方が強いようだということである。このため、Merryfield博士はこのコースを開講中の5週間、毎日16時間、パソコンの前に座ってこれに対応したそうである。