平成30年度BPプロジェクト沖縄大会を開催しました

2018年9月14日

 平成30年9月1日(土)に,沖縄県那覇市のパシフィックホテル沖縄において,平成30年度沖縄大会を鳴門教育大学の主催で開催し,県内外から教育関係者・一般等約80人の参加がありました。

 池田誠喜 鳴門教育大学准教授の司会進行により開会し,主催者を代表して山下一夫 鳴門教育大学長が挨拶した後,阿形恒秀 鳴門教育大学教授(いじめ防止支援機構長)による「いじめ防止対策の要点」と題した講演が行われました。

 講演では,「だれに責任があるか」ではなく「自分の責任で何ができるか」を問うことの重要性や,「禁止・管理の対策論」と「集団づくり・成長支援の教育論」の両方を大事にして「いじめをしない」から「豊かにつながる」へと展開していく必要性等が示されました。

池田 誠喜
 鳴門教育大学 准教授

 

山下 一夫
 鳴門教育大学長

 

阿形 恒秀
 鳴門教育大学 教授
 (いじめ防止支援機構長)


 続いて,シンポジウム「沖縄におけるいじめ防止の取組について」では,大坪靖直 福岡教育大学教授(教育総合研究所副所長)がコーディネーターを務め,沖縄県でいじめ問題に取り組んでいる4名のシンポジストから各組織の取組報告の後,阿形教授も登壇し,会場との質疑応答が行われました。

 参加者からは,「沖縄の現状と取組を知る貴重な機会となった」,「いじめを見逃さないという姿勢を徹底していきたい」といった感想が寄せられ,盛況のうちに終了しました。

大坪 靖直
 福岡教育大学 教授
 (教育総合研究所副所長)

 

天願 直光
 沖縄県教育委員会
 義務教育課
 義務教育指導班班長

屋良 淳
 沖縄県教育委員会
 県立学校教育課
 高校教育改革班班長

大城 勉
 沖縄県警察本部
 生活安全部少年課
 少年サポートセンター所長

伊藤義徳
 沖縄県臨床心理士会
 副会長
 (琉球大学人文社会学部准教授)

 

 本プロジェクトでは,今後も各連携大学において研修会の開催を予定しており,次の研修会は,平成30年9月8日(土)に上越教育大学の主催で石川県金沢市にて開催されます。

 また,来年2月11日(月)には今年度の総括として,事業紹介,研究発表のほか,いじめ防止に対する取組報告を通じて,本プロジェクトの取組を全国へ発信・拡大することを目的に,東京でシンポジウムを開催します。

お問い合わせ

教務部学術情報推進課改革プロジェクト
電話:088-687-6012