第66回日本PTA全国研究大会新潟大会を後援しました。

2018年8月29日

 平成30年8月24日(金),25日(土)に,新潟県長岡市(ほか8市)において第66回日本PTA全国研究大会新潟大会が開催されました。全国研究大会は,BPプロジェクトの連携協力機関である公益社団法人日本PTA全国協議会が年1回全国各地で開催しているものです。

 8月24日(金)に行われた特別第1分科会(日本PTA全国協議会担当)では,BPプロジェクトから,阿形恒秀鳴門教育大学教授(いじめ防止支援機構機構長)が「我が子のいじめに親としてどうかかわるか」と題した基調講演を行いました。講演では,”仲間”をキーワードに「なぜいじめ被害は子どもに深刻な苦痛を与えるのか」について考え,さらに“自立”をキーワードに「大人がいじめを把握することはなぜ難しいのか」を考え,保護者と教師がスクラムを組んで子どもに向かい合うことの大切さについて,事例に基づき説明を行いました。

 

阿形恒秀鳴門教育大学教授(いじめ防止支援機構機構長)

 続いて行われたパネルディスカッションでは,研究課題を「『いじめ』心の声に気づくには~見逃さないために出来ること~」とし,

 1.子どもたちの様々な行動変化(心理的・身体的な部分)から見えてくるもの。

 2.早く気付くための「感覚」を養うには。

 3.いじめ早期発見のために学校・家庭・地域ではどのように取り組んでいるか。

を視点に,高橋知己上越教育大学教授がコーディネーターを務め,4人のパネリストが体験談と事例を交えながら発言し,討議を行いました。

コーディネーターを務める高橋知己上越教育大学教授

 この分科会は,いじめの根幹を理解する上で,被害者だけでなく加害者・観衆・傍観者を含む全ての当事者からの声を敏感に感じ取ることの重要性について考える会となりました。


 なお,平成31年度の日本PTA全国研究大会は兵庫県で開催されます。

 

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