本学の運営

法人化と大学運営について

  法人化後の大学運営のあり方は,基本的には本学の中期目標に基づく中期計画に定めており,大学運営も,それに沿って進められている。本学がどのような目標を掲げ,どのようにして目標を達成しようとしているか,どうかこの機会に本学の描く青写真をお確かめ願いたい。
  なお,中期目標は,あらかじめ大学が原案を策定し,文部科学大臣は大学の特性に配慮し中期目標を定め,それをふまえて大学が中期計画を作成し,文部科学大臣の認可を受ける手順となっている。大学の都合によって変更が認められるという性質のものではないことをご承知願いたい。
  そうしたことを前提として,本学の基本的な方向についていうならば,鳴門教育大学は教員養成のための目的大学として創設された経緯を持っている。したがって,本学が社会に負う最大の使命は,確かな実践力を身に付け,かつ人間的な魅力を兼ね備えたすぐれた教員を養成することにあるといえる。学部4年間または大学院において学生たちを鍛え,これぞ鳴門教育大学の卒業生であると胸を張ることのできる「鳴門ブランド」の教員を育て,社会に送り出したいと念願している。
  こうした課題に応えるために,「中期目標・中期計画」では「教育実践に貢献できる教育者を養成するためのコア・カリキュラムを開発し,平成17年度から実施する」ことを明記している。以上のように,本学の基本路線は,いわゆる教育実践学を核とした教員養成,教師教育を強力に押し進めるという点にあり,本学に求められている社会的な期待もこの点にあると考えている。本学の進むべき道は,そうした社会や時代が要請する優れた教員の養成にあることをまずは確認しておきたいと思う。
  ただ,現実の問題として,大学院の志願者などを見た場合,必ずしも教員になることを目的とせず,専門分野を深めたいとか,教師以外の他の目的をもって本学を志望する志願者がかなり存在することも事実である。大学院の定員充足という面からいえば,教育実践学を中心とするコア・カリキュラムを中軸に据えながら,その一方で一般社会人を対象とする教育の垣根をうんと低くした,いま一つの入口,カリキュラムを準備するというダブルスタンダード構想を考えることも可能である。しかし,教員養成・教師教育という側面から,新構想大学のこれまでの実績が厳しく問われている現況にあっては,この構想が文科省の認めるものでないことは明らかであり,構想としては暖めながらも,実際には教員養成に特化した方向で本学の今後を展望せざるをえないと判断している。

 

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