2006年9月27日〜9月29日:大日寺〜太竜寺
大日寺にて
文化の森にて
お接待を受ける
夜の会
鶴林寺から太竜寺へ
太竜寺にて

受講生の声
○今回の遍路をふり返ってみて思うことは、たくさんの人とのふれ合いができたと言うことです。すでに知っていた人はもちろん、今回の遍路中に初めて話した方、宿泊でお世話になった方、道端で出会った人にいたるまで、本当にたくさんの方々と出会い、話をすることができたことに感謝したいと思います。「一期一会」という言葉について真剣に考える機会になったとともに、その温かさを体感することもできました。私ははじめ、遍路では、多くは山道や田舎道を歩くわけで、体力的に疲れるだけなのではないかという印象がありました。しかし、そうではなく、たくさんの出合の中で、優しさに触れ、元気をもらい、心はとても豊かになっていくものなのだということが、今回自分の足で実際に歩いてみてわかりました。

○[現地における人々から地域文化をになうことの意義とその取り組み方を学ぶという、この講義の]目的の第一は、宿泊施設「ふれあいの里さかもと」から学ぶことが出来た。小学校を改築した施設と聞き、内心不安を感じていたのだが、とてもきれいな施設で驚いた。地域の特産物を使った、地域住民の方による美味しい手料理に感激した。お遍路で、こんな美味しい食事が出来るとは思ってもみなかった。どれだけのお遍路さんが、この料理で元気づけられただろう。夕食にあゆの塩焼きが出されたが、歩き遍路の最中に見た、川であゆを釣っている人達の風景と重なり、地域住民に支えられて成り立っていることも実感した。夜の講和での勝浦町産業建設課の玉置氏と運営委員長の海川氏のお話からも、どのようにして「ふれあいの里さかもと」が地域住民によって支えられているのか、さらに理解が深まった。なかなかこのようなお話を聞く機会はないのでよかったと思う。筆者は小学校教諭なので、子供達の宿泊訓練等でもこのような施設を利用できたらいいなと思った。


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