心理臨床コース 障害科学領域

院生によるコース・分野等紹介を、インタビュー形式で紹介しています。

Nさん

人間教育専攻
心理臨床コース
障害科学領域
Nさん
2019(令和元)年度入学

私が所属している心理臨床コース・障害科学領域は、障害に関する心理学、教育学、病理・生理学など学際的な知識を学ぶことができます。1年次の前期授業での臨床人間関係では、学外施設でのフィールドワークや臨床動作法のワークショップがありました。また、福祉分野に関する理論と支援も学びます。1年次の後期に入ると、障害臨床学特論、障害心理学研究方法演習があり、いろいろな実践や研究の手法を学びます。課題研究で、学外でのアクションリサーチも行います。通年授業のコミュニティ障害共生支援演習では、国内でも先進的な実践を行っている施設や学校等での演習があります。災害救助犬、介助犬、アニマルセラピーなどの演習も含まれます。この演習と実践が自分の研究課題にとって、いい経験になります。

2019(令和元)年10月収録

  • Nさんの合格のための秘訣を教えてください。
  • 合格のための秘訣は、自分自身が研究したい方向と課題をはっきり把握し、自分が研究したい分野に関する論文や書籍などをよく読んで、詳しく先行研究を行うことです。そして、口述試験では、自分の気持ちを調整することが必要だと思います。自分らしく、自分のやりたいことについて考えてみてください。
  • 障害科学領域に進学した動機・きっかけは?
  • 小学生の頃に、いとこが生まれたことがきっかけです。いとこは生まれつき障害があります。障害のため、友達との交流が難しく、いつも1人で遊んでいました。私が休みの時には一緒に遊んだり、話したりします。いとこはとても可愛いです。この経験があって、障害に関する研究がしたい、そして、特別支援教員、特に障害のある子どもの先生になりたい、いとこのような障害のある子どもと一緒に、普通に、自由で楽しい生活を送りたいと思うようになりました。ある先生からの紹介で、この大学の障害科学の先生の研究分野と私が研究したい課題が一致していましたので、この大学に進学しようと決めました。
  • 入学しての本学の印象はどうですか?
  • この大学にはいろいろな設備があり、学習と研究をするのにいい環境だと思います。また、大学に国際交流室やチューター制度があり、留学生に対して、学習上でも生活上でも困ったことがあれば、支援してくれるので、安心して過ごすことができます。教職員みんな優しく、この大学を選択したことは正しかったと思います。
  • おすすめ授業科目について教えてください。
  • おすすめの授業は「課題研究」の授業です。指導教授は、とても親切で優しいです。授業はわかりやすくて、内容もよく理解できます。そして、授業は、学内だけではなくて、学外にも行き、実践を行っているフィールドでもアクションリサーチを行います。そのため、授業の内容はとても印象的で、その後の学びに繋がります。
  • 大学院修了後の予定について教えてください。
  • 大学院の修士課程の修了後も、研究を続けたいので、博士課程に進むつもりです。それは、もっと自分の能力を高めるため、そして、もっと障害に関する深い知識を学び、研究を進めたいからです。でも、もし博士課程に進学できなかった場合でも、障害のある子どもに関する仕事をしたいです。自分が学んだ知識、自分が持っている能力を生かし、障害のある子どもがよりよく、自由に生活ができるよう尽力したいです。
 
Nさんの1年次前期の時間割(2019(令和元)年度)
時限
    福祉分野に関する理論と支援の展開    
    子どものこころへのアプローチ 日本語Ⅰ 生理心理学
日本語Ⅱ        
教育分野に関する理論と支援の展開 臨床人間関係(知的障害・肢体不自由・病弱・視覚障害・聴覚障害)      
         

集中講義:司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開、障害発達支援国際比較研究

通年講義:コミュニティ障害共生支援演習

その他:課題研究Ⅰ

大学院授業科目    
学部授業科目
その他