「地域発展の礎たる中国・四国国立大学の教育研究基盤の飛躍的強化を(共同提言)」について

2010年5月17日

   経済の低迷、人口減少、世界的な競争の激化等により中国・四国地域を取り巻く状況は非常に
  厳しくなっている中、中国・四国の国立大学の教育研究基盤の強化は今後の中国・四国地域の発展、
  住民生活の向上に大いに資するものであると考えられます。
    このため、今般、中国・四国地区の各国立大学が、教育研究機能や人材育成基盤の強化に向け
  て初めて共同による提言を取りまとめました。
    今後、政府の「新成長戦略」の策定、第4期科学技術基本計画の策定、平成23年度概算要求等
  に向けて、関係大臣、府省等に対して要請を行ってまいります。


 1.各国立大学の共同による提言のとりまとめの日時、場所
   平成22年5月13日(木)14:30~17:00に開催された平成22年度春季中国・四国地区国立大学長
 会議(香川県高松市で開催)にて、中国・四国地区の国立大学である鳥取大学、島根大学、岡山大学、
 広島大学、山口大学、徳島大学、鳴門教育大学、香川大学、愛媛大学、高知大学の各学長が討議の
 上、別添のとおり共同の提言を初めて決定、公表しました。
   今後、政府で予定されている「新成長戦略」の策定、第4期科学技術基本計画の策定、平成23年度概
 算要求等に向けて関係大臣、府省、関係者へ提出し、要請等を行ってまいります。
   
 2.共同による提言の概要 
  (1)教育水準の向上、特色ある教育の展開のための環境整備
   地方国立大学は、教育の機会均等を担う公共的性格の下で地域の人材の養成に寄与し、特に比
  較的家計が苦しい状況にある家庭の学生の高等教育の場として昨今の経済不況の中で地域社会か
  らの期待も一層増していることを踏まえた施策の推進。
  (2)学生が安心して落ち着いて勉学に打ち込める環境づくり
    地方は世界的・全国的な経済動向の影響を受けやすいこと、所得水準の都市部との格差、近年の
    経済低迷による学生の苦境等を踏まえて学生が安心して落ち着いて勉学に励める施策の推進。
  (3)研究活動推進、環境整備
    首都圏の大学等に研究資金の集中化が進む傾向の中で地方国立大学でも世界水準の特色ある
   研究を発展できるような施策の推進。
  (4)地域の産学官連携体制整備、地域交流支援
    地方国立大学の研究推進による「新しい産業の創出と地域産業・地域文化の活性化」、「地域の未
   来に繋がる経済基盤の創出」、「安心安全社会の実現」への貢献のための施策の推進。
  (5)大学の国際化のための環境整備
    地方発世界向けの教育研究を発展できるような施策の推進

地域発展の礎たる中国・四国国立大学の教育研究基盤の飛躍的強化を(提言)(272KBytes)

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