現代教育課題総合コースってどんなところ?

創設以来ずっと定員オーバーの超人気。その秘密はどこにあるのでしょう。受験生に聞いてみました。多くの人が「みんなつなげて考える」という発想が魅力的と答えてくれました。たしかに今,教育課題は複雑化し,これまでの教科ごとの学習指導だけではカバーできなくなってきています。いのち,食,環境,情報,国際化など,新しい課題も山積です。地域と学校の関係や大人と子どもの関係にも新しい視座からの解釈がもとめられています。現代教育課題総合コースは,教育人間学をベースに,実践とほどよい距離をたもちながら,生きることと学ぶことの関係を総合的に考える全国で唯一の大学院コースなのです。

担当教員の専門を見てください。一見,バラバラな学問を志向している6人が1つのコースを担当しているのが不思議に思えるでしょう。それを可能にしているのが,6人に共通した教育への熱い思いと,そして無類の茶目っ気なのです。

 たとえばある教員は,本来は英文学研究者ですが,「サブカルチャー」や「人間とリズム」というようなユニークな修士論文執筆を積極的に指導するかたわら,「ふれあいアクティビティ」を通じて学部生の体験活動の指導にも熱心に取り組んでいます。また情報セキュリティの専門家として国際的にも活躍しているある教員は,指導主事としての経歴をいかして,部活動や校外指導その他いわゆる教育現場の実践的課題を扱う修士論文の指導に,情熱をもって取り組んでいます。
 つまりここ現代教育課題総合コースは,それぞれが専門的研究を大切にしながらも,それぞれの持ち味を出しあい,院生の多様なニーズに接することをむしろ楽しみとして,新しい分野に積極的にはみだしていこうとする愉快な研究者の集まりなのです。専門分化する以前のおおらかな知の自遊空間としての大学院のイメージが,このコースの大切な財産なのです。