これまで,特別支援学校の教員として,主に知的障がいや自閉症のある特別な支援を必要とする子どもたちと共に歩んできました。特に,応用行動分析学の理論や技法をベースにして,子どもたちの「望ましい行動を育てる」ために様々な実践に取り組んできました。教員の視線や立ち位置,言葉がけ等の支援一つで子どもたちの反応や理解が大きく変わります。また,記録に基づいた客観的な実態把握を行うことで,子どもたちが伝えたかった本当の行動の意味を知り,支援方法が180度変わることもあります。
小・中学校に対しては,学校全体で取り組むポジティブ行動支援(SWPBS)の考え方に基づき,積極的(positive)で肯定的(positive)な支援を学校規模で実施するアプローチについて,教職員向けの研修等を実施してきました。
「学び手は常に正しい」ということを常に意識し,子どもたちから教わりながら一緒にポジティブな支援について考え,実践していきませんか。 |