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教員からのメッセージ

専攻長から

教職実践力高度化コース 教授 小坂 浩嗣

入学シーズンとなり,そこ此処に初々しい新入生の姿を見かけるこの頃ですが,皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度,前任の西村公孝教授の後を受け,4月から専攻長を務めております。新年度の教職大学院に関わる異動では,佐古秀一教授が副学長・理事にご就任され,トップリーダーの一人として大学運営に携わられています。また,コラボレーション・オフィスでご尽力いただいた山尾壽一支援アドバイザーが3月末でご退職されました。その後任には,3月末に鳴門市の小学校長をご退職された仁木稔明氏にご就任いただきました。22名の教員と4名のコラボレションオフィス・スタッフで,新年度のスタートを切ったところです。
後先になりますが,昨年度に教員養成評価機構による2回目の認証評価を受け,「鳴門教育大学教職大学院(学校教育研究科高度学校教育実践専攻)は,教員養成評価機構の教職大学院評価基準に適合していると認定する。認定の期間は,平成33 年3月31 日までとする。」との結果をいただきました。この結果は,日頃より皆さま方からいただきましたご指導・ご支援の賜物と心よりお礼申し上げます。
さて,新年度4月からはさらなる発展をめざし,カリキュラムをマイナーチェンジしてスタートしています。そのコンセプトは「《チーム学校》を動かす力量形成」です。学力の向上,ICT教育や外国語教育等の推進,かたやいじめや不登校などへの対応といったように,教員はさまざまな課題に取り組んでいかねばなりません。平成25年度からの「学び続ける教員の育成」をコンセプトにしたカリキュラムをベースにしながら,「《チーム学校》を動かす力量形成」をめざすチーム学習による授業を充実化させた点が特徴です。3年前に蒔いた新しい種は,まだ開花前のつぼみの状態であり,今年度より着手した改善の肥やしによって開花することを期待しながら,教育研究に努めて参りたいと思っております。
ところで,5代目専攻長として初めてした仕事は,第9期となる新入生を迎えたことです。これまで8期にわたり毎年新入生を迎えてきましたが,今年はズッシリとした重さの違いを肩に感じました。やはり,専攻長としての責任の重さなのでしょう。思い起こせば,30数年前に初めて担任として教壇に立ち,新入生を迎えたときと同じような感覚だと思いました。あの時は,その重さに心が砕け散りそうに感じました。しかし,毎日,試行錯誤し,七転八倒しながら目の前の教育活動に打ち込むことで,重さの質量が変化していったように思います。責任は「やりがい」へと変わっていき,その手応えは「自信」の重量へと変わっていったように思います。言い換えれば,責任の重さが「やりがい」という“重し”となって,地に足付けた教育指導を実践していたように思い返します。この心のあり方(マインドセット)を胸に刻んでおこうと思います。これからの専攻長としての責務の重さを「やりがい」にして,本学教職大学院の発展に地道に専心努力したいと思っております。今後とも倍旧のご支援,ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。



教員養成特別コース

准教授 葛上 秀文

教育学部を卒業しても教師になる自信がない、採用試験に受からなかったなどで、人生の岐路に立たされる人が少なくありません。本コースは、教師になりたいという思いがあるにも関わらず、考えあぐねている方に、実践力や即戦力を身につけていただけると思います。
本コースでは、4月はじめから週3回、連携している小・中学校で実習を行います。ニ年間の課程の中で、実習が1年半もあります。たった4週間しかない学部課程の実習では得られなかった経験ができます。4月から教育現場に携わるということには、大変重要な意味があります。子どもを教室に向える前から準備に携わり、学級の成り立ちにおける現職教師の動向を、年間通して学ぶことができます。
また、実習以外の時間は大学にて、実践した自己の授業を教授陣や先輩教員とともに分析し、指導を仰ぐことができます。さまざまな経験やキャリアをもつ現職教員と同じ授業から学びあう機会があり、これから教師を目指す方にとって、相談できる先輩教員の存在は、大変心強いことではないでしょうか。 
教師という職業は、教科を教える指導技術だけでは成り立ちません。子どもたちはもちろん、同じ学校の先生方、保護者や地域の人々とのコミュニケーション力が大切です。実践の中から、または実践に近い形で、そういった能力を学びとっていけるよう、いちがんとなって取り組んでいます。
課程修了時には、胸を張って自信をもって、教壇に立っていただけることと私たちは信じています。