キャリアモデル

コースのキャリアモデルが公開されました。

国際教育コースがめざすキャリアとは

国際教育コースでは、主に「国際教育協力専門家」と「教育の国際化に対応できる教員」の育成を目指しています。国際教育コースに入学した学生は、大学院において研究・免許取得・短期留学・短期海外ボランティアなど様々な活動に従事することで、世界から学び、世界とともに考え、世界で教える「教育者」となることが期待されています。そこで、ここではいくつかのキャリアのモデルについて紹介したいと思います。


教員免許を持っていなかったAさんは、国際教育コースに所属しながら小学校免許や日本語教師資格の取得に取り組んでいます。在学中に短期留学も経験しました。将来は一度小学校教員となり教員経験を積み、将来は現職教員の立場で国際ボランティア(JICAなど)や日本語教師となることを目指しています。

Bさんは、大学卒業後、一般企業に就職したもののいずれ日本の学校や海外の学校で働いてみたいと思い、国際教育コースに入学しました。大学院では小学校専修免許の取得を目指すとともに在学中に短期の国際ボランティアとして途上国の小学校で活動をしました。将来は大学院卒業後、長期の国際ボランティアとして活躍した後、国際協力専門家になったり、日本で小学校教員となることを目指しています。

Cさんは、学部時代に取得した理科教員免許を専修免許にしたり、国際理解教育をもっと実践してみたいと思い国際教育コースに入学しました。入学後は、大学院の授業を受けつつも短期国際ボランティアとして海外で活動を行いました。将来は、中学校で理科を教えるとともに、その後は現職教員の立場で国際ボランティアになったり、日本人学校で働いてみたいと思っています。

Dさんは、大学卒業後すぐに中学校数学教員として働いていたものの、海外で活動したり、国内で国際理解教育をもっと実践してみたいと思うようになり国際教育コースに入学しました。入学後は、大学院の授業を受けつつも短期国際ボランティアとして海外で活動を行いました。卒業後は教育現場に戻り国際理解教育に取り組む予定です。その後ももしチャンスがあれば現職教員の立場で長期の国際ボランティアになったり、日本人学校に勤務することを希望しています。

JICAボランティアとして活動したEさんは、海外での教育活動や日本での国際理解教育に関心を持ちました。教員免許を持っていなかったEさんは、国際教育コースに所属しながら小学校免許や日本語教師資格の取得に取り組んでいます。在学中に短期留学も経験しました。将来は一度小学校教員となり教員経験を積み、将来は国際協力の専門家(JICAなど)や日本語教師となることを目指しています。

 

卒業予定者インタビュー教員採用試験全員合格!!

教員:教採合格おめでとう!!

辻・赤井さん:ありがとうございます。

教員:本当におめでたいです。今日は、卒業も間近なのでこの3年間を振り返っていろいろ語ってもらえたらうれしいです。まず、教採合格にあたって、教採試験対策について教えてください。

 

教採対策について

赤井さん

赤井秀行さん

国際教育コース3年
平成27年度から小学校教員

赤井さん:試験勉強は本格的には4月から始めました。基本として受験する自治体の試験の過去問を7年分くらい丁寧に勉強しました。コースの院生室で受験生で集まって一緒に勉強したり、出題傾向を分析したりしました。これが合格につながったと思います。

教員:やっぱり横のつながりが大事みたいだね。通信教育で受験する人もいるけど、圧倒的に情報量・対策とかが違ってくるみたいだね。大学全体としてはどんな対策をしてもらえたかな?

辻さん:大学全体としては前年の10月から基礎編として対策セミナーが開催されていて、実践編のセミナーは4月から開催されていました。こういったセミナーに毎回きちんと出席している人のほうが断然合格率が高いです。私も一生懸命参加しました。

赤井さん:面接対策はもちろんのこと、小論文についても担当の先生にチェックしてもらえました。本学の対策は本当に手厚いです

 

コースに入学した理由

辻さん

辻彩さん

国際教育コース3年
平成27年度から小学校教員

教員:コースに入学した動機について教えてください。

辻さん:大学では政策系の学部に所属していて、就職も決まっていたんですが、4年生の11月ぐらいにこれでいいのかなっと思って、大学の先生に紹介してもらったのがきっかけです。後期入試が3月にあったので間に合いました。大学の先輩が教員免許を取得してJICAのボランティアとしてバングラディシュに行かれたのに感銘をうけて、自分も免許をを取得して国際理解教育に携わりたいなって思いました。このコースに入学すれば免許も取れるし、国際理解教育についても学んだり実践したりできるので一石二鳥だなって思いました(笑)

赤井さん:大学では経済学部に所属し、卒業して一般企業で働いていたのですが教育に携わりたいと思い、塾の講師に転職しました。でも、もっと本格的に教育に携わりたい、教員になりたいと思いました。他方で、学部時代で国際協力について勉強していたのでそのことについて大学院で深めたいという気持ちもあり、受験に至りました。その意味では、辻さんと一緒で一石二鳥でした(笑)

 

入学して印象に残っていること

教員:入学したときや大学院生活を送るなかで印象に残っていることを教えてください。

辻さん:入学直後のコースのオリエンテーションが、留学生が多いため当然のごとく英語ではじまったのがとても印象に残っています。ドキドキもしたしワクワクもしました。

赤井さん:私もこれが国際教育コースだなって思いました。あとは、いろんなコースの先生方にもご指導をいただけるのもすごく良かったです。教員免許を取得するだけでなく研究の面でも他コースの分野とのかかわりが必ずあるので良かったです。

辻さん:私もコース内外関わらずいろんな先生方に大変にお世話になりました。

 

海外経験について

教員:大学院での海外経験について教えてください。

赤井さん:まず、ザンビアには合計5回訪問しています。現地では先生の研究のお手伝いや自分の研究などで行かせてもらっています。また、JICAの研修のフォローアップ活動としてケニアを訪問したり、フィリピンでも授業研究大会に参加したり小学校訪問したりできました。どれも充実した活動でした。

辻さん:私は、JICAの短期ボランティアとして1か月間セネガルに行かせていただき、現地の幼稚園や小学校で教育活動に従事しました。現地に行くまでにコースの留学生にフランス語を教えてもらいました。現地ではフランス語だけでなく現地語の必要に迫られ、身振り手振りも含めて(笑)チャレンジしました。

 

英語について

教員:なにかと英語を使う機会がコースでは多いですが、英語力の変化について教えてください。私も苦手だったのでよく思うのですが、苦手だなって気持ちの壁を乗り越えた時に実際の語学力も伸びる気がしますが(笑)

辻さん:私は英語はそんなに好きではなかったし、むしろ苦手という気持ちが強かったです。でも、コースでは年に2回くらいは英語でのプレゼンがあったので、どうしてもしゃべられなきゃならないという状況におかれました。「恥ずかしがっても仕方がない」と覚悟した時にだんだんと留学生の英語の聞き取りもできるようになってきました。自分ではうまくなったという自覚はないんですが、しゃべることに抵抗がなくなりました。留学生の生活のお世話をするアルバイトもできたので、それもよかったと思います。

赤井さん:院生室にいたら昼も夜も留学生と話さざるを得ない場面にずっといたので話すこと自体に抵抗感がなくなりました。ザンビアに初めて行ったときは、正直怖かったですがだんだんと慣れてくると自分から話そうという気持ちになり、会話力も伸びた気がします。

 

大学院の授業

教員:大学院の授業の印象について教えてください。

辻さん:少人数の授業が多かったこともあり、ディスカッションを基本とした授業が多かったのが私にとってはよかったです。もちろん、論文を読み込む授業や座学もありますが、読んだ論文や授業の内容について一学生の意見について真摯に聞いてくださる先生方が多く、自由に発言できる雰囲気があります。

赤井さん:コースの授業のほとんどが、学生が自由に話す・ディスカッションができ、留学生もよく発言するので、私たちも自然に意見などを言えるふうになってきていると思います。そのおかげで、コース外の授業でも国際教育コースの学生が目立つというか先生方にも期待されるふうにもなっていると思います(笑)

 

学生生活について

教員:学生生活について教えてください。

赤井さん:田舎といえば田舎なので東京暮らしが長かった私にとって慣れるのに時間がかかりましたが、むしろ研究や活動に集中できるし、いやだなと思うことは一度もなく、静かでむしろよかったと思います。

辻さん:大学院生って友達とかあまりできないと思っていましたが、アットホームな雰囲気があって、本当に親しい友達ができましたし、勉強も一緒によくしました。

教員:アルバイトとか奨学金とかはどうですか。

赤井さん:主に日本学生支援機構の奨学金とアルバイトで生計を立てています。アルバイトは近所の塾やJICAの研修のお手伝いが年中あるのでしていました。これらのアルバイトはお金だけのためではなく自分の経験を豊かにする目的もありました。

辻さん:私もアルバイトとして、スイミング教室の先生をしています。私も赤井さんと一緒で、将来教員になった時のことを考えてこのアルバイトを選びました。

教員:本学では授業料免除や奨学金返還免除の可能性もありますよね。多くの学生が恩恵を受けています。

 

将来の展望

教員:これからお二人は小学校の教員になりますが、将来の展望について教えてください。

赤井さん:小学校の先生になることを心から希望していたので、まず思いっきり教育現場で働きたいし、特に算数教育の研究もしていきたいと思っています。そして、将来、自分のそういった力が途上国の役に立つのであれば、国際協力の現場でも自分の教育・研究の経験を活かせるようになれたらなって思っています。

辻さん:教育現場に行ってもコースで学んだ国際理解教育に携わりたいと思っていますし、研究を通じて出会うことのできた国際理解教育を実践される現場の先生方とともにこれからも探究・実践に取り組んでいきたいと思います。また、現場経験を積んでいく中で、将来日本人学校や海外研修など海外で活動できる場に行くことも希望しています。

教員:本日は修論で忙しいところ大変にありがとうございました。