参考文献002 「不登校に関する文献研究」

2015年11月10日

 この参考文献は、1999年に公刊された『生徒指導の知と心』の第3章として、山下一夫氏(現在は鳴門教育大学理事・副学長)が執筆された「不登校に関する文献研究」です。

 山下氏は、この中で、不登校に関する主に初期の研究論文を検討し, 概説されました。

具体的には,、ユング、メラニー・クライン、ブロードウィン、ボウルビィ、トレイナー、イマニュエル・クライン、佐藤修策、村山正治、高木隆郎らの文献を引用しながら、不登校研究がどのように展開されてきたかをわかりやすく整理されました。

テーマとしては、「不登校児の事例研究」「子どもや家族の神経症(的性格)」「アタッチメントの欲求と安定性愛着・自立」「登校拒否の小学生・中学生の臨床経験をもとにした治療の方法論と経過」「学校での適応障害としての学校恐怖症・緘黙症・非行の成立過程」などに言及されています。

なお、本文献の著作権は、著者の山下一夫氏と日本評論社に帰属します。

 

山下一夫 1999年 『生徒指導の知と心』日本評論社

生徒指導の知と心(7.32MBytes)