教員養成にとどまらず,高等教育全般に展開できるシステム
   教員養成にとどまらず,高等教育全般に展開できるシステム

<プレゼン中の村川教授>

名古屋学院大学,岩手県立盛岡短期大学から引き続き取組事例報告が行われた後,パネルディスカッションが開催され,冒頭では,各審査部会の部会長から,審査結果のコメントが披露された。(コメント抜粋は下記参照)
3大学の審査結果が披露された後,引き続き質疑に入ったが,質問の大部分は,本学の「授業実践力評価スタンダード」と「知の総合化ノート」に集中し本学の取組に対する会場参加者の関心の高さがうかがわれた。

平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム」フォーラム(札幌会場)が10月30日(月)に札幌コンベンションセンターで開催された。
このフォーラムは,大学基準協会主催で,札幌を皮切りに,大阪,福岡の3会場で開催されるものでシンポジウムとポスターセッションを,同時開催の形式となっている。
鳴門教育大学は,札幌会場で開催されたシンポジウムで,平成18年度選定事例報告として,村川教授(総合学習開発講座)トップバッターで登場して,約30分プレゼンを行った。

<ポスターセッション会場>

審査結果コメント抜粋
2つの面での特色
 教員養成課程教育における先駆性

授業実践力の向上という教員養成課程の中心的課題に対して,「学生自ら教育実践の省察力を開発する」という点に着眼したもので,教員養成課程をもつ大学にとって,大いに参考になる先駆的取組である。目的,計画,方法が明確であり,有効性,波及性が十分に見込まれるものとして高く評価された。

 学習成果を学生自身が評価する新たな視点

「授業実践力評価スタンダード」の設定や「知の総合化ノート」のシステム化などは,学生個々人が自ら学士過程学習の到達を把握・評価して進むシステムを組み込んだもので,教員養成課程に限らず,広く学士課程教育の評価手法として参考になる事例としてとらえることができる。

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